不動産の豆知識

　通行掘削承諾書とは？

不動産に関わることで、

このような言葉を聞いたことがありますか？

この、通行掘削承諾書とは、

上下水道やガス管などを引き込む際の

掘削する工事や、私道を車や人が無償で

通ることを私道の所有者から取得する

承諾書類です。

私道に接している不動産を売却するうえで、

「通行掘削承諾書」を取得しているか

取得していないかは、とても重要に

なります。

※ちなみに、この書面によって得た

承諾は、承諾を得た所有者から譲渡された

第三者に対しても、その承諾が引き継がれ

ます。つまり、売主が得た承諾書は

買主にも有効ということになります。

では、なぜ、これが必要なのか？

→普通、公共の道路であればだれもが

許可なしに通行することができますが、

私道は原則として、

通行に関する権利を取得した人のみが

通行することができます。

また、地面の下に埋まっている

ガス管や水道管などの工事をする際に

私道を掘削する必要があります。

工事業者は、私道の掘削承諾書が

ないと工事を進めることができません。

相続予定の不動産がある場合、

先に、「通行掘削承諾書」の有無を

確認しとくと安心です。

あとは、新たに取得することになった

ときに、快く承諾してもらえるように

日ごろの近所の方とのコミュニケーション

の心掛けることも大切です。